老人ホーム経営の青写真

介護施設で長年仕事をしていると、多くの問題点に突き当たります。
その問題はすぐにでも改善可能な物から、組織体系を変えなければ改善は期待できない物まで幅広くあります。
すぐにでも対処可能な問題点は即座に解消できるように努力することが可能ですが、設備の悪さや組織上の問題点、サービスの問題点などに関しては、経営方針などもありますので簡単に解けるものではありません。

介護が必要な高齢者により良いサービスを受けてもらいたいという思いと、自身の力だけではどうにもならない問題の間で苛まれる日々です。
老人ホームを自分で経営できるのであれば、必ず自分の理想通りの制度を整えてやろうと日々計画を練っています。

目標は高く

現在私が思い描いているのは、利用者と従事者の両者が共に笑顔になれる職場環境です。
介護という仕事は、利用者の命にも関わりかねない重大な仕事ですので、そういった職業柄、従事者間の人間関係がナーバスになりがちです。
職場の風通しが良いか悪いかと問われれば、正直な所を申し上げますと、悪いです。

従事者の内、誰かが誰かを嫌っているなんてことは把握しきっていないと仕事にならないこともあるほどです。
皆で力を合わせて仲良く仕事に励みたいこちらとしては、そのような存在あるだけでも仕事がやりづらくなってしまいますし、従事者全体の士気の低下にもつながるので勘弁していただきたいです。

もしも私が経営するのならば、そういったいざこざは一切厳禁の、しっかりと統率の取れた組織に育て上げたいと思っています。
仕事をしている皆が笑顔になれば、自然と利用者にも伝播するはずであって、利用者が笑顔になれば再び私達の力になります。
プラススパイラスが発生することに間違いありません。

独立開業は難しいのか

個人で独立開業するためには、社会福祉の制度や介護保険制度など、幅広い知識が必要になります。
そして何よりも、開業するにあたって初期投資が必要になりますし、運営資金も必要になってしまいます。
新規参入の多い業界なので、いきなり大きな施設を作ったとしても、設備に関しては大手の方が豊富な財力を持っていますので、一方的につぶされてしまうことは火を見るよりも明らかです。

そんな中でも開業して生き残っていくには、地方密着型で評判の良い介護施設を作ることが必要になります。
私が思い描いている通りにことが運ぶのなら必ずや利用者が安心してサービスを受けられ、働く人も笑顔でいられる、そんな介護施設になるはずです。

地域にも貢献できて、働く私達も笑顔になれる、win-winの関係を築き、そしてまた資金が集まったらより施設を拡大して、大手にも負けない充実したサービスを提供したいと思っております。

持って損はしない資格

小さくても老人ホームを経営するわけですから、当然無資格のままでは何も出来ません。介護に関する資格と聞くと、まず介護福祉士が思い浮かぶのではないでしょうか。介護専門学校などでも、介護福祉士に関する勉強は当然しますし、資格取…
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