日々、心がけている事。

介護職の仕事には、まだまだ問題点が山積みです。
職員同士の人間関係が悪かったり、そもそもサービス自体に欠陥があるのではないかという疑問を持つこともあります。
組織の問題、設備の問題、サービスの問題と、抱えている問題点は数々ありますが、より良いサービスを提供するためには、これらの問題を一つずつ着実に解決していく必要があります。

良い老人ホームを作ってやろうという、経営者的な目線を持って仕事に取り組んでみると、これまでは意識しなかったような意外な発見があったりもしますし、新たな問題点も見つかります。
自らが手がける老人ホームができた際には、現在の職場を反面教師として活用してみようと画策しております。

経営者目線で物事を考える

経営者に必要な資質とは何かについて考えてみたところ、出てきた答えは、「冷静に物事を判断できる能力」と「目の確かさ」でした。
従業員をうまく練り上げるようなカリスマ性や実行力なども考えには出てきましたが、何かが違う気がします。

目の確かさとは、現在組織内でどのような問題が起こっているのか見分けられることや、世間では何が話題になっており、どのような需要があるのかを見極められる力であると私の中では定義付けています。
そのため、組織内だけに注目するのではなく、日頃から介護や福祉関係で取りざたされている話題には一通り目を通しており、またその他にも、介護の仕事は保険とも密接な関係にあることから、政府は現在どのような動きをしているのか、景気の動向や世の中の流れはどういう方向性を持っているのかなどに注目しています。

そして次に冷静な判断力についてですが、これは「目の確かさ」ありきの能力であると言えます。
こまめな収集によって得た数々の情報をもとに、近い将来どのような動きがあるのか、またそれ以上先、つまり10年後や20年後にはどうなっているのかを自分なりに予測して、現段階から対処法を考えていくことが冷静な判断につながると考えています。

これら2つの資質がしっかりと身についていれば、長く経営していくことも夢ではないと考えています。

従業員目線でも考える

経営者としての目線を持つことも重要ですが、現場で働く人の目線を持つことも大前提の必要性があると考えています。
これはサービスの質にも関係してくるため、必要不可欠なのです。

こちらは普段から気にすることなく、既に定着しています。
具体的にはどのようなサービスを提供すれば利用者の方々が喜んでくれるのか、職場の雰囲気を良くするにはどうすれば良いのかなどが挙げられます。

これら2つの目線を同時に持ち、意欲的に仕事に取り組むことで自らのスキルアップを図ると共に、老人ホームの経営にも役立てていこうと考えています。