小さくても老人ホームを経営するわけですから、当然無資格のままでは何も出来ません。介護に関する資格と聞くと、まず介護福祉士が思い浮かぶのではないでしょうか。介護専門学校などでも、介護福祉士に関する勉強は当然しますし、資格取得に向けて専門の講座を開いているところだってあります。
老人ホーム経営の心構え
老人ホームを経営するということは、自分が末端の職員として働くのではなく、
施設長となって施設をやりくりしていかなくてはいけません。
全スタッフを指導する側にある施設長が、資格をほとんど持っていないとなってしまうと、
威厳も信頼も得られにくいかもしれませんし、何よりも入居者も不安に思ってしまうかもしれません。
同じ規模で、同じ価格の有料老人ホームならば、資格のない施設長よりも
資格を持っている施設長の方が安心出来るに決まっています。
自分の知識や経験を得る上でも資格はもちろん必要なものですが、
利用者からの信頼と信用を得るためにも、資格はあるに越したことはありません。
介護に関する資格
福祉に関係する資格は、何も介護福祉士だけではありません。
最近良く耳にするようになったヘルパー2級なども、持っていて困るものではないです。
むしろ、老人ホームの経営を目標とするのであれば、ヘルパー1級は取得しておくと
良いかもしれませんね。
この他にも、介護支援専門資格、理学療法士、ケアマネージャー、作業療法士、
福祉住環境コーディネーター、取得出来るのであれば、取っておいた方が良いでしょう。
例えば、ケアマネージャーなどはヒューマンアカデミーの行っている講座などでも学ぶことができます。
通信制で取得できるので社会人として働きながらでも取得可能です。
参考:ケアマネージャー合格講座 http://www.tanomana.com/SHOP/1125T193.html
簿記の資格
また、簿記の資格も取得しておきましょう。
簿記は介護に関係ないのでは?と思うかもしれませんが、どこの施設でも、財務管理は必ず必要です。
施設の金銭を管理する立場にあるのならば、簿記1級の取得も必要なものです。
今挙げた資格をすぐに取得することは非常に難しいことです。
どの資格も、実務経験や講習を経て初めて得られる資格だからです。
ですので、自分にとってどれが一番必要で、そして勉強がしやすいのかをあらかじめリサーチをして、
一つ一つを確実に自分のものにしていくことが大事です。