老人ホームの選び方

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現在では数々の有料老人ホームが設営されておりますが、どの施設でも他老人ホームとの差別化が図られているため、それぞれに特徴が出ています。
安さが売りの施設があれば、手厚い介護サービスを提供してもらえる施設もありますし、設備が充実している施設もあります。
入居にはそれなりの費用がかかってしまうことも多いため、サービスや特徴などを良く吟味して選びたいところです。

また、長所と一緒に考えなければならないのが短所です。
一般的に費用とサービスの質などは比例する関係にありますが、長所が重視されすぎて、入居に最低限の条件を満たしていないような短所を持っていることも多いです。
老人ホーム選びで失敗しないためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

求める質から選ぶ

より安くてより良いサービスを求めるのは世の中の常です。
しかし、なかなかこの条件が揃っている老人ホームは見つからない場合も多いです。
あちらは介護サービスが充実しているが料金が高い、こちらは介護サービスにやや難点があるものの料金は安い、具体的にはこのような違いがあります。

そこでまず行って欲しいことは、自分の求める最低限のサービスの質を設定するということです。
これさえしっかりと決まっていればふらふらと選んでしまうこともありませんので安心です。

介護サービスの充実性を求めるのも良いですし、自由度の高いサービスを選ぶのも、施設の設備を重視するのも良いでしょう。
希望する条件さえ整ってしまえば、それらの条件を元に老人ホームを探すのが捗ります。

見学を活用する

老人ホームに入居を決定する前に施設を見学してみるのも失敗しない選び方のこつです。
施設内はどのような様子か、従業員の態度はどうか、いやすい雰囲気になっているか、入居することになる部屋は実際にどのような部屋なのかなど、見学では施設内を目視することによってパンフレットやインターネットサイトとは違った情報を得ることができます。

また、見学以外にも体験入居の制度がある老人ホームもありますので、ぜひ活用して実際の雰囲気や自分の希望が叶えられそうかどうかについて、情報を収集することをお勧めします。

見学時に特に注意して見ていただきたいのは、従業員の働きぶりと施設内の移動が楽にできるかどうか、施設内が衛生的に保たれているかどうか、出される食事の味です。
老人ホームにて生活を送るということは、ある種集団行動に属すということも意味しているため、他の居住者の皆様と仲良くやっていけそうかどうかについても見てみると良いでしょう。

最後に、緊急時の対応については入念に情報を収集することをおすすめします。
火災時や震災時など、緊急事態が発生した時に避難経路が確保されているか、避難マニュアルはまとめられているのか、なども重要な判断要素になりえます。
しかし、こちらは見学だけでは把握しきれないと思いますので、見学の際に従業員の方に聞いてみることをおすすめします。

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